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熱中症の予防としては、スポーツドリンクの摂取は有効的な手段といわれています。 |
しかし、スポーツドリンクには、ダイエットを目的にしているもの、また、疲労回復を目的にしているものなど、種類によっては、熱中症対策として |
不適切なものも存在しています。種類別のスポーツドリンクを上手に摂取することにより、より効果的な熱中症の予防にも繋がります‥・ |
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日照下での労働を始める前に‥・ |
肉体疲労を軽減させることを目的としているアミノ酸系のスポーツドリンクは、労働を始める前に摂取することにより、その効果を発揮します。 |
開始する30分ほど前に摂取しておくことで、体力の消耗を抑える働きが発揮されます。1時間以上の労働を継続する場合には、4%〜8%の糖分 |
が含まれるものが疲労の予防に役立ちます。 |
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ダイエット系スポーツドリンクは控えましょう |
夏場の労働前には、発汗や利尿を促す効果のあるダイエット系のスポーツドリンクの摂取はできるだけ控えるようにしましょう。 |
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市販品の成分表示を見ましよう |
人間の体には、ほぼ0.9%の塩分を含んだ血液が循環しています。夏場の大量な発汗は、水分だけでなく体内の塩分も同時に失われています。 |
これを一般的に「脱水」と呼んでいますが、脱水の状態で「水」だけを摂取することにより、さらに、体内の塩分濃度を低下させてしまい、水分が取 |
れなくなってしまうことがわかっています。そのためにも、水分と塩分を同時に摂取することが大切で、水分の組成として0.1%〜0.2%の塩分が |
含まれているものが望ましいとされています。 |
市販されているスポーツドリンクの成分表示でナトリウムが40〜80mg入っていれば、0.1%〜0.2%の塩分が含まれていることになります。 |
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